【2017年】オススメMVNO(格安SIM)の特徴・価格などをわかりやすく解説まとめ

Photo:SIM cards of Africa / jbdodane

楽天やLINE、イオンなどの大手企業の新規参入も相まって俄然勢いを増しているMVNO(格安SIM)業界。

国内携帯電話市場でのMVNO(格安SIM)サービスが占める割合も11.5%になり、今後さらにMVNOサービスが大手通信会社ドコモ、au、ソフトバンクからシェアを奪っていくとの予測が立てられています。

各MVNOサービスも価格のみ競争から、独自の機能やリアル店舗の設置などのサービス面も大手キャリアに迫るような事業者も数多くあり、一昔前の安かろう悪かろうのイメージはなくなっています。

今回は数多くあるMVNOサービスの特徴やサービスなどをまとめて紹介します。

MVNO(格安SIM)を分かりやすく解説

MVNO(格安SIM)は、大手の通信会社ドコモ・ソフトバンク・auから通信ネットワーク網を借りた上で、大手よりも安い価格で通信ネットワークサービスを提供している会社です。

端末も大手通信会社のようなハイスペックモデルではなく、ミドルクラスモデルを中心にした端末がメインでSIMカードとのセット販売も行っています。

最近ではミドルクラスのスマホのスペックが大幅に上がってきていて、デザイン面でもハイクラスのモデルと遜色のないモデルも多数存在します。

8〜9割以上の方は、ミドルクラスのスマホで十分すぎるほどの性能がありますので、よほど処理能力を必要とする3Dゲームなどをしない限りは快適に利用できます。

MVNO(格安SIM)で利用できるスマホ

SIMフリースマホであれば基本的に使用できます。

各MVNO業者が、動作確認済みのスマホリストを掲載しています。

ドコモなどのキャリアのロックがかかっているスマホでも、ドコモの通信ネットワーク借りているMVNOサービスであれば使用できます。

auの通信ネットワークのMVNOであればauのSIMロックスマホももちろん使用できます。

現時点では、8割以上のMVNOサービスがドコモのスマホであれば選択の幅はかなり広がります。

データ容量1GBで出来ること

楽天モバイル

MVNO業界でも各種キャンペーンの多さは随一で、端末が半額で購入出来るキャンペーンや基本料金が数ヶ月無料になるキャンペーンなども頻繁に行っているので注目です。

また、MVNOでいち早く通話のかけ放題プランを設けるなど今後もMVNO業界を引っ張っていく存在であることは間違いなさそうです。

ドコモ通信ネットワーク使用。

料金プラン

※ベーシックプランの最大通信速度は200Kbps。その他のプラン下り最大262.5Mbps、上り最大50Mbps。 詳しくは料金ページをご覧ください。

楽天モバイル

LINEモバイル

日本で絶大な人気を誇るメッセージングアプリLINEが満を持してMVNOに参入しました。

自社の強みを生かしたLINEアプリは容量制限なしで使えるプランや人気SNSが使い放題のプランで独自性の強く打ち出しています。

FacebookやInstagramなどのSNSを頻繁に使う方にはとても魅力的なプランになっていて、使い方次第ではかなりお得に利用できるのも嬉しいところです。

ドコモ通信ネットワーク使用。

料金プラン

他社とは異なり、LINEの特性を生かした3つのプランから選べます。

LINEフリープラン

LINEアプリのメッセージ・通話などがデータ通信容量に関係なく使い放題になるプラン。

コミュニケーションフリープラン

LINE・Twitter・Facebook・Instagramがデータ通信容量に関係なく使い放題になるプラン。

MUSIC+プラン

コミニュケーションフリープランでカウントフリーのSNSに加えてLINE MUSICがデータ通信容量に関係なく使い放題になるプラン。

LINE MUSICよく利用している方には嬉しいサービスです。

尚、LINE MUSICの利用には別途月額料金がかかります。

LINEモバイル

mineo(マイネオ)

ドコモとauのキャリアを選べる数少ないマルチキャリア対応のMVNOサービスです。

通信の速度にも定評があり、安定した通信が行えるのも特徴です。

設備増設にも力を入れているので、今後も安心して利用出来るMVNOサービスの一つと言えます。

ドコモ、auの通信ネットワーク使用。

料金プラン

ドコモプラン(Dプラン)

auプラン(Aプラン)

mineo

IIJmio(みおふぉん)

MVNO(格安SIM)業界の老舗ブランドのIIJmioは、顧客満足度も非常に高くMVNOのシェアにおいても業界で3位と、人気と実力を兼ね備えたMVNOサービスです。

通信ネットワークの設備増強にも力を入れているので、契約者数は多いですがスピードも比較的安定しています。

ドコモ、auの通信ネットワーク使用。

料金プラン

タイプD(ドコモ回線)

タイプA(au回線)

IIJmioモバイルサービス

DMMモバイル

とにかく低価格を売りにして契約者数を伸ばしているDMMモバイル。

価格は言うまでもなく業界最安値です。

かといって通信設備に手を抜いているわけでもないので、安かろう悪かろうではなくしっかりした通信品質があります。

また、端末の多さも業界随一で、注目の最新SIMフリースマホの取り扱いも多いので、端末とセットでの購入を考えてる人には選択の幅が広がります。

プラン数の多さは業界1を誇るので、様々なニーズに合わせた利用が可能になっています。

ドコモ通信ネットワーク使用。

料金プラン

シングルコース

シェアコース

DMMモバイル

イオンモバイル

プラン数、価格ともに業界で1、2を争っています。

イオンならではサービスとして、実店舗でのサポートにも力を入れています。

初めてのMVNO(格安SIM)を契約する人は、わからないことも多く、不安になる方もいると思うので初心者の方には優しいMVNOと言えます。

また、端末数も多く価格も安いことからファミリーでの使用にも向いています。

ドコモ通信ネットワーク使用。

料金プラン

業界屈指のプラン数の多さで、特に大容量プランはかなり割安になっています。

シェア通話SIMプランでは、3枚のSIMカードでデータ容量を分け合えるので小さいお子様や年配の家族とシェアすることで月額料金をさらに節約することも可能です。

またSIMカード1枚につき月額200円でSIMカードを最大5枚まで追加することもできます。

イオンモバイル

UQモバイル

auのサブブランドであるUQモバイルは他のMVNOサービスに比べデータ通信速度が圧倒的に速いので、大手キャリア並みの通信速度が必要な方はUQモバイルは外せない格安SIMの一つになります。

auの通信ネットワークを利用できるSIMフリースマホはドコモに比べると少ないですが、その中でもスマホの種類を豊富に取り揃えています。

スマホとセットでお得なプランを強く打ち出していてお得に契約できます。

au通信ネットワーク使用。

料金プラン

おしゃべりプラン・ぴったりプラン

無料通話か5分以内無料にデータデータ容量セットにしたお得なプランです。

ただ最低利用期間が2年間に設定されているので利用期間が嫌な方下記の通常プランがおすすめです。

通常プラン

ぴったりプラン・おしゃべりプランはデータ容量増量や月額料金割引のキャンペーンを行っていてお得感はありますが、大手キャリアと同じように2年間の縛りがあります。

縛りを気にせずに使用したい方はこちらのプランを選ぶのがいいでしょう。

UQモバイル

Y!mobile(ワイモバイル)

大手キャリアのソフトバンクがサブブランドとして運営しているY!mobile。

他のMVNOサービスのように大手キャリアから回線を借りてサービスを提供しているのでなく、自社の回線を利用しているため(ソフトバンクの回線をシェア)他のMVNOサービスに比べ通信速度や安定性は大きく上回ります。

価格は他のMVNOサービスよりも少し高くはなりますが、実店舗も多く困った時の駆け込み寺のような使い方もできるので、大手キャリアから乗り換えの方も今までとほとんど変わらないサービスが期待できます。

Googleが推進するスマホ「Android One」など、Y!mobileのみの取り扱い端末もあり、価格、サービス面を総合してバランスに優れています。

初心者の方も安心して使用出来る、大手キャリアとMVNO(格安SIM)の中間のような存在です。

ソフトバンク通信ネットワークを使用。

料金プラン

スマホプラン

無料通話が10分間と他のMVNOサービスよりも長く、通話をよくする人には嬉しい仕様になっています。

特典として月額462円のYahoo!プレミアム会員の機能が使い放題なります。

ヤフオク!の出品無料やYahoo!ショッピングのポイントが最大12倍などYahoo!のサービスをよく利用する人にはお得なサービスになっています。

データプラン

Y!mobileの詳細はこちら

もしもシークス(MosimosiiX)

iPhoneの取り扱いが非常に多いMVNOサービスで、「iPhone5s」「iPhone SE」「iPhone6s」「iPhone6s Plus」と幅広く取り扱っています。

また、中古のiPhoneも販売しているので、安くiPhoneを安く購入することもできます。

MVNOでは、非常に貴重な通話かけ放題プランを売りにしていて、通話の頻度、時間が長くなる人にはありがたいサービスです。

首都圏や関西圏に数多くの実店舗があり、地方都市にも実店舗を構えているので地方に住んでいる方も利用しやすくなっています。

料金プラン

通話プラン

通話SIMの料金に上記の金額をプラスすることで、5分以内または無制限のかけ放題で通話を利用できます。

仕事やプライベートで通話を頻繁に利用する人は、通話プランの利用で大幅に通話料が節約できます。

MVNOでは、非常に貴重なサービスになります。

もしもシークスの詳細はこちら

U-mobile

元はUSENが運営するMVNOサービスでしたが、現在は独立して独自のサービスを行っています。

LTE高速データ通信の使い放題プランや10分以内の通話を無制限で無料にするプランなど、独自の気の利いたプランで一定の層に人気のあるU-mobile。

LTE使い放題プランは、アクセスが集中した時などは速度が低下することがありますが、大手キャリアが従量制の中での使い放題はやはり魅力的です。

さらにMVNOで初めてとなるソフトバンク回線を利用したサービスの提供も2017年3月より開始しました。

これまではソフトバンクのSIMロックがかかったiPhoneやスマホで利用できるMVNOサービスがなかったのでソフトバンクユーザーはSIMロックを解除するしか使い道のなかった端末を再利用することが可能です。

ドコモ回線及びソフトバンク回線が利用可能。

料金プラン

やっぱり気になるのは、LTE使い放題の「U-mobile PREMIUM」。

ヘビーユーザーの方や自宅にWi-Fiの無い1人暮らしの学生には嬉しいサービスです。

「LTE使い放題2」は最低利用期間が12ヶ月になりますが月額料金が「LTE使い放題(最低利用期間：6ヶ月)」よりも250円/月安くなるので12ヶ月以上利用する方はLTE使い放題2の方がさらにお得に利用できます。

U-mobile MAX 25GB

U-mobile SUPER

10分以内の通話が毎月回数無制限で無料になるプラン。

電話をよくかける人は月額料金が高くなってしまいがちなMVNO(格安SIM)サービスの欠点を補うプランです。

U-mobile S（ソフトバンク回線）

MVNOで初めてソフトバンクのSIMロックがかかったiPhoneの利用が可能なソフトバンク回線を使用したプランです。

U-mobile

NifMo

2016年顧客満足度1位(オリコン調べ)に輝いているNifMo。

シンプルな料金体系でわかりやすく、初めての人にもやさしい設定です。

取り扱い端末もZenFoneシリーズを中心に人気のあるミドルクラスのスマホを取り揃えています。

ドコモ通信ネットワーク使用。

料金プラン

NifMo

スマモバ

知名度はまだそれほど高くないですが、深夜の時間使い放題の「NIGHT PLAN」やLTE使い放題のプランなど他にはないプランを提供しています。

また、Wi-Fiルーターとセット販売も行っているので、自分の生活にあったプランがあれば安くネット環境を構築することができます。

ドコモ回線及びソフトバンク回線を利用可能。

料金プラン

ソフトバンク回線プラン

SIMロックが掛かっているソフトバンクのiPhoneを利用できるプランです。

iPhone専用SIM(データ専用)

iPad専用SIM(データ専用)

BIGLOBE

価格も安く、端末の選択も豊富にできることで人気のあるMVNOサービス。

安定した通信品質で顧客満足度が高いのもうなずけます。

iPhone6の取り扱いがあるなどMVNOの中では規模も大きく安心して利用できるMVNOサービスの一つです。

BIGLOBEの光ファイバー、ADSLなどに加入している方は割引のサービスもあります。

ドコモ通信ネットワーク使用。

料金プラン

BIGLOBE

nuro mobile

ソニーネットワークがSo-netモバイルブランドとして以前からMVNOサービスを行っていましたが、新ブランド「nuroモバイル」に統合し新たにMVNOサービスを開始しました。

料金プランが非常にシンプルでわかりやすく、取り扱い端末も最小限に抑えながらもバランスの良いセレクトになっています。

また業界で初となる「時間プラン」を導入していて、1日5時間まで高速データ通信が可能になっています。

プランや端末が多すぎると決めきれなかったり、無駄に迷いが出てしまうことがありますのでWEBサイトも非常にシンプルで分りやすい「nuroモバイル」は、簡潔に契約してしまいたい方にもお勧めできます。

ドコモ通信ネットワーク使用。

料金プラン

nuro mobile

@モバイルくん。

3G回線が使い放題になる定額制のデータプランに加え、通話SIMでは使った分だけ料金に上乗せされる従量制の料金プランを採用しています。

月によって使用するデータ量が大幅に変わる方や自分がどれくらい使用するかわからない方には使った分だけ価格に追加されるので、データ不足の心配もなく使いやすい仕様になっています。

ドコモ通信ネットワーク使用。

料金プラン

データSIMプラン

通話SIMプラン(もっと使ったぶ～んだけプラン)

ミニマム基本使用料は1,200円で0.5GBのデータ通信量が使用できます。

0.5GB〜1.5GBまではチャージ料500円で0.5GBのデータ通信量が追加でき、1.5GB〜2,5GBまでが400円、2.5GB以降は300円でチャージ可能になっています。

0.5GBずつの追加になるので無駄にデータが余ることも少なくなります。

通話SIMプラン(通話もできる10ギガプラン)

「もっと使ったぶ～んだけプラン」に比べ、2,500円も安くなるお得な大容量プラン。

月に6GB以上のデータ通信を使用する方は、こちらのプランの方が安くなります。

＠モバイルくん。の格安SIM

エキサイトモバイル

出典:エキサイトモバイル

定額制と従量制の2つの豊富なプランから自分に合ったプランを細かく設定できます。

スマホも最新の格安ハイスペックモデル「HUAWEI Mate 9」や「ZenFone 3」シリーズなど人気のモデルをしっかりと押さえたラインナップで気に入った端末を見つけやすいです。

ドコモ通信ネットワーク使用。

料金プラン

定額プラン(SIMカード1枚/3枚)

最適料金プラン(SIMカード1枚/3枚)

どちらのプランもSIMカード1枚のコースと3枚のコースがあります。

SIMカード3枚のコースを家族でシェアすることによって料金を格段に安くすることも可能になります。

エキサイトモバイル

TONE

TSUTAYAが提供する超シンプルなスマホとMVNO(格安SIM)サービス「TONE」。

1つだけの非常にシンプル料金プランは、非常に明朗かつ安いので、お子様や年配の方にもお勧めできます。

ドコモ回線使用。

料金プラン

基本プランでは、中低速な500Kbps前後のスピードではあるものの、データ通信は使い放題になっています。

MVNO各社の低速通信の速度は概ね200Kbpsになっているので、2~3倍のスピードで通信できます。 LINEなどのSNSであれば問題なく使用できますし、WEBページの表示も重いページでなければ見ることはできます。

月額1000円で使えるTSUTAYAのスマホ 【TONE】

OCN モバイル ONE

NTTコミュニケーションズが運営する大手MVNOサービスで歴史も長く、ユーザー数もナンバーワンです。

料金プランは、日次コースと月次コースに分かれていて、より自分のライフスタイルに合わせた選択が可能になっています。

オプションやサービスなども豊富に選択できます。

コスパの高いスマホを多く販売しているgoo SimSellerのgooのスマホとのセット販売を行っているのは、OCN モバイル ONEのみです。

発売されたばかりのg07は、DSDS対応ながら約２万円とコスパの高いスマホになっています。

ドコモ回線使用。

料金プラン

OCN モバイル ONE