近年スマホのサイズの大型化が進むにつれてバッテリーサイズも大きくなり、一昔前に比べるとバッテリーの持ちも良くなりました。
ただ、1日中使用するとなるとまだまだバッテリーの残量が気になってしまいます。
Wi-Fiでの使用ですと、案外バッテリーの持ちもいいんですが、モバイル回線(LTE)を使用しているとバッテリーの減りはだいぶ早くなります。
最近では、買い物や電車などをすべてスマホだけで完結してしまう人も多くなってきているので、バッテリー切れは死活問題になってきます。
そんな時に非常に便利なモバイルバッテリーは、もはやスマホユーザーのマストアイテムと言ってもいいと思います。
モバイルバッテリーは、基本的にはコンセントの無い屋外での使用がメインになると思うので、できるだけ早く充電できるに越したことはありません。
Androidスマホの上位モデルに搭載されている最新の高速充電規格であるQuick Charge 3.0では非搭載モデルより約4倍のスピードで充電することができます。
Quick Charge 3.0(クイックチャージ)とは
SoC(CPU)メーカーのQualcomm社が開発した急速充電規格で、大多数のAndroidスマホで使用されている同社のSnapdragonチップセットで使用可能です。
Quick Chargeには3つのバージョンがあり、最新バージョンは3.0になります。
Quick Chargeには、後方互換があるのでQuick Charge 3.0対応充電器では、Quick Charge 2.0や1.0にしか対応していないスマホであっても、その規格に合わせて急速充電を行ってくれますので、最新バージョンを使用するに越したことはありません。
iPhoneは独自のSoC(CPU)を使用しているため、Quick Chargeでのスピードは適用されませんが、互換性があるのでiPhoneに最適な規格で急速充電が可能です。
その他のUSB給電機器についても互換性があるので、問題なく使用できます。
Quick Charge 1.0(急速充電)
Quick Charge 1.0非対応のスマホに比べ、約40%高速で充電することが可能です。
スマホが充電専用のモードへと切り替わるため、USB給電に比べ急速な充電が可能になっています。
Quick Charge 2.0(急速充電2)
NTTドコモが「急速充電2」と表記しているのは、「Quick Charge 2.0」の事を指しています。
非対応のスマホに比べ、約75%高速で充電できます。
Quick Charge 3.0
第3世代の最新バージョンで、「Quick Charge 1.0」の約2倍のスピードで充電することが可能。
- 電池残量0%から80%までの充電時間が約35分
- Quick Charge非対応のスマホより4倍のスピードで充電可能
- Quick Charge 2.0より充電効率が38%向上
すでに、Quick Charge 4.0対応のSnapdragon 835が2017年に入り発表されましたが、搭載スマホが発売されるのは2017年後半以降になるので、現時点で購入する場合は3.0に対応した充電器を購入しておく事をお勧めします。
ANKER PowerCore Speed 10000 QC
スペック | PowerCore Speed 10000 QC |
PowerCore Speed 20000 QC |
---|---|---|
容量 | 10,000mAh | 20,000mAh |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 100×63×22mm | 170×82×22mm |
重さ | 約206g | 約395g |
USBポート数 | 2 | 3 |
出力ポート | QC 3.0ポート:DC 5-8V 3A / 8-10V 2.4A / 10-12V 2A |
通常USBポート:DC 5V 2A |
入力ポート (本体充電用) |
Micro-USB:AC 5V 2A | Micro-USB:AC 5V 2A |
付属品 | トラベルポーチ Micro-USBケーブル | トラベルポーチ Micro-USBケーブル |
保証期間 | 18ヶ月 | 18ヶ月 |
高品質で低価格のスマホ周辺機器で圧倒的な知名度があるANKERの人気モデル。
世界最小クラスのコンパクトボディで手軽に持ち運べるのも嬉しいところ。
ANKER独自の規格PowerIQとVoltageBoost搭載し、Quick Charge非対応スマホにも安全に急速充電ができるよう設計されています。
温度管理テクノロジーも搭載されていて、過剰な温度の上昇も防いでくれるので、カバンの中やポケットの中でも安心して使用することができます。
PowerCore Speed 10000mAh QC
PowerCore Speed 20000mAh QC
Aukey モバイルバッテリー 30,000mAh
スペック | Aukey PB-T11 30,000mAh | Aukey PB-T10 PowerAll 20,000mAh |
---|---|---|
容量 | 30,000mAh | 20,000mAh |
サイズ (幅×高さ×厚さ) |
150.5x84x29mm | 160x102x28.5mm |
重さ | 580g | 435g |
USBポート数 | 4 | 4 |
出力ポート |
通常USBポート:DC 5V 2.4A QC 3.0ポート:DC 3.6 – 6.5V 3A / 6.5V – 9V 2A / 9V – 12V 1.5A |
通常USBポート:DC 5V 2.4A QC 3.0ポート:DC 3.6 – 6.5V 3A / 6.5V – 9V 2A / 9V – 12V 1.5A |
入力ポート (本体充電用) |
Lightningポート:AC 5V 2A Micro-USBポート:AC 5V 2A |
Lightningポート:AC 5V 2.4A Micro-USBポート:AC 5V 2.4A |
付属品 | USB Type-Cケーブル(20cm) | Micro-USBケーブル(20cm) |
保証期間 | 24ヶ月 | 24ヶ月 |
最大クラスの超大容量30,000mAhを備えたモバイルバッテリー。
20,000mAhモデルもあります。
大容量バッテリー搭載のGalaxy S7 edge(3,600mAh)に約5.5回、iPad mini(5124mAh)に3回の充電が可能な最強クラスのモバイルバッテリーです。
3色LEDで視覚的に残量の確認もでき、AiPowerチップの搭載で端末に最適な電流を自動で判断し、急速に充電できます。
Aukey PB-T11 30,000mAh
Aukey PB-T10 PowerAll 20,000mAh
CHOETECH Quick Chaege 3.0モバイルバッテリー
スペック | B617Q -10400mAh |
---|---|
容量 | 10400mAh |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 81x101x23.5mm |
重さ | 236g |
USBポート数 | 4 |
出力ポート |
通常USBポート:DC 5V 1A QC 3.0ポート:DC 5V 2.4A / 9V 1.7A / 12V 1.3A |
入力ポート (本体充電用) |
Lightningポート:AC 5V 2A Micro-USBポート:AC 5V 2A / 9V 2A |
付属品 | Micro-USBケーブル |
保証期間 | 18ヶ月 |
コンパクトなサイズながら入力ポート、出力ポートともに2ポートずつ搭載されています。
Lightningケーブルポートが搭載されているので、iPhoneユーザーはスマホの充電とモバイルバッテリー本体への充電をLightningケーブル1本で出来るので、荷物を最小限に抑える事ができ、利便性も向上します。
また、Micro-USBの入力ポートは、Quick Charge 2.0またはQuick Charge 3.0相当の急速充電が可能で、低価格ながら申し分のない性能になっています。
RAVPower 20,100mAh モバイルバッテリー
スペック | RAVPower 20,100mAh |
---|---|
容量 | 20100mAh |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約170.3×80.1×20.3mm |
重さ | 約375g |
USBポート数 | 4 |
出力ポート |
通常ポート:5V 2.4A QC 3.0ポート:5V 2.4A / 9V 2A / 12V 2A Type-Cポート:5V 3A |
入力ポート (本体充電用) |
Type-Cポート:AC 5V 3A Micro-USBポート(QC 3.0対応):AC 5V 2A / 9V 2A / 12V 2A |
付属品 |
Micro-USBケーブル(15cm) Micro-USBケーブル(60cm) USB Type-C変換アダプタ 専用ポーチ |
保証期間 | 18ヶ月+日本国内永久保証 |
大容量でありながらも、スマホ2つ分ほどの重さなので、カバンに入れて持ち運ぶ分にはそれほどの重さは嬉しいところ。
出力ポートの1つがType-Cになっていることで、MacBookの充電が可能です。外でPCを使用する方にとっては電源の心配がいらないのは心強いですね。
Type-Cポートは入力ポートとしても使用が可能になっているので、モバイルバッテリー本体を充電する際は、通常のUSBポートを使用するよりも高速(約9時間)でフル充電することが可能です。
さらに、Micro-USBの入力ポートはQC 3.0に対応しているので、対応の充電器でモバイルバッテリー本体を充電すると約5時間と超高速で本体の充電ができます。
モバイルバッテリー本体をQuick Charge 3.0の急速充電できる充電器
cheero USB AC Charger QC 3.0
モバイルバッテリーでも非常に有名なcheeroのコンパクトな1ポートACアダプター。
価格も安いのでQuick Charge 3.0の充電器を持っていない人や最小限に抑えたい方はコレがおすすめ!
RAVPoewr 30W 2ポート USB充電器
QC 3.0と通常のUSBポートの2ポートタイプなので、旅行などの際などは、充電器を幾つも持って行く必要がないので非常に便利です。
まとめ
スマホのバッテリー容量が大きくなってきているとは言え、1日中使用していると最後まではもたない事が多いです(もちろん使い方にもよりますが)。
モバイルバッテリーは、出先のいたるところで手軽に充電ができるので便利ですし、旅行の際や天災など緊急事態にも当面のバッテリーを確保できるなど、使い方は多岐に及びます。
そしてこれから、モバイルバッテリーを購入するのであれば通常のモバイルバッテリーよりも倍速で充電できる「Quick Charge 3.0」対応のモバイルバッテリーを絶対にお勧めします。
これからQuick Charge 3.0対応のスマホは増えてくるので、間違いなく長い期間使用でき、コスパで考えると抜群に高くなります。
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