トレンドの機能を使いたいけどスマホに極力お金をかけたくない。
できれば3万円以下で探したい。
こういった需要をバッチリ満たしてくれる高コスパスマホ「ZenFone Max Plus (M1)」が2月17日より発売されました。
1週間前に発売されたコスパスマホHUAWEI nova lite 2のライバルモデルになること必死の高コスパスマホです。
>>【nova lite 2】格安SIM初心者や若者におすすめな高コスパスマホのスペック比較【最安情報あり】
ZenFone Max Plus (M1)の基本スペックを比較
スペックや価格帯がかなり似通っている競合モデルのHUAWEI nova lite 2とのスペック比較です。
項目 | ASUS ZenFone Max Plus M1 |
HUAWEI nova lite 2 |
---|---|---|
OS | Android 7.0 | Android 8.0/EMUI 8.0 |
CPU | MediaTek MT6750T (1.5GHz×8) オクタコア(8コア) |
Kirin 659 (4×2.36GHz+4×1.7GHz) オクタコア(8コア) |
メモリ (RAM) |
4GB | 3GB |
ストレージ (ROM) |
32GB | 32GB |
サイズ (高さ×幅×厚さ) |
約152.6×73×8.8mm | 約150.1×72.05×7.45mm |
重量 | 約160g | 約143g |
画面サイズ | 5.7インチ | 約5.65インチ |
画面解像度 | 2160×1080(フルHD+) アスペクト比18:9 |
2160×1080(フルHD+) アスペクト比18:9 TFT |
バッテリー容量 | 4130mAh | 3000mAh |
外部メモリ | microSD(最大256GB) | microSD(最大256GB) |
SIMカード | Dual SIM(nanoSIM×2) DSDS対応 |
Dual SIM(nanoSIM×2) |
背面カメラ | ダブルレンズ: 1600万画素(F値2.0) + 800万画素(広角レンズ) 像面位相差AF |
ダブルレンズ: 1300万画素 + 200万画素 LEDフラッシュ 像面位相差 + コントラストAF |
前面カメラ | 800万画素(F値2.0) | 800万画素(FF) |
GPS | GPS/Glonass | GPS/AGPS/Glonass |
センサー | 加速度センサ 近接センサ 電子コンパス 光センサ ジャイロスコープ |
加速度センサ 近接センサ 電子コンパス 環境光センサ |
指紋認証 | ◯ | ◯ |
WiFi | 802.11 b/g/n (2.4GHz) WiFiデザリング |
802.11 b/g/n (2.4GHz) WiFiデザリング |
Bluetooth | V4.0 | V4.2 |
カラー | ディープシーブラック アズールシルバー サンライトゴールド |
ブルー ブラック ゴールド |
LTE対応バンド | FDD-LTE: B1/3/5/7/8/18/19/26/28 TD-LTE: B38/41 2CA対応 Y!Mobile VoLTE対応予定 |
FDD-LTE: B1/3/5/7/8/19/20 ドコモLTEバンドに対応 |
3G (WCDMA) |
B1/5/6/8/19 ドコモ3Gバンドに対応 |
B1/2/5/6/8/19 ドコモ3Gバンドに対応 |
大手キャリアLTEバンド | docomo:B1/3/19/21/28 au:B1/11/18/26/28/41 SoftBank:B1/3/8/28/41 ※太字が重要なバンド |
|
大手キャリア3Gバンド | docomo:B1/6/19 au:B1/18 SoftBank:B1/8/9/11 ※太字が重要なバンド |
|
入力ポート | microUSB | microUSB |
AnTuTuスコア (総合性能) |
約41,000 ZenFone 4 Max:約44,000 ZenFone 3:約62,000 |
約62,000 |
発売時期 | 2018年2月17日 | 2018年2月9日 |
SoC(CPU)性能はミドルクラス
スマホの脳みそに当たるSoC(CPU)は典型お的なミドルクラスです。Snapdragon400番台とほぼ同じ性能で、HUAWEI独自のSoCのKirinを搭載した「nova lite 2」よりはAnTuTuのスコアでは少し劣ります。
高負荷のかかる3Dゲームなどをしなければ、日常の使用では十分なパフォーマンスを発揮してくれます。
大容量の4GB RAM(メモリ)を搭載
ミドルクラススマホでは2GB〜3GBが主流ですが、ZenFone Max Plus (M1)では4GBの大容量RAMが搭載されています。
SoCがミドルクラスで性能はそれほど高くはないので4GBもRAMは必要ない気もしますが、大きい方がマルチタスクもスムーズに行えるのでありがたいです。
LTEバンド数の多さは海外での利用も考えると利便性アップ
ASUSのSIMフリースマホは比較的LTEの対応バンド数が多いので、日本で使用する分にはあまり関係のないバンドであっても海外で使用するとなると国によって使用しているバンドも違うので、対応しているバンド数が多いことで利便性は高くなります。
DSDSに対応していることで、海外での利便性はさfらに高いと言えます。
サイズはnova lite 2とほぼ同じ
ウルトラベゼルレス設計によって5.2インチのサイズ感に5.7インチの縦長画面を搭載しています。
- ZenFone Max (M1):約152.6×73×8.8mm
- P10 lite:約146.5×72×7.2mm
- nova lite 2:約150.1×72.05×7.45mm
標準的な5.2インチサイズの「P10 lite」と比べるとやはり縦サイズが6cmほど大きくなっていますが、横サイズはほぼ同じになっているので握った時の使用感はそれほど変わることなく利用できます。
DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)対応とバッテリーサイズは大きなメリット
「nova lite 2」と比較した時に「ZenFone Max Plus (M1)」の強みはDSDSに対応している事と大容量のバッテリーサイズにあります。
ASUSのZenFoneシリーズがDSDSを積極的に採用しているのに対して、HUAWEIはミドルクラスのスマホに採用するのに積極的ではないようです。
トレンド機能が全部入りで3万円以下はお値打ち
基本的な機能は以下になります。
- 大容量バッテリー(4130mAh)
- DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)
- ダブルレンズカメラ
- アスペクト比18:9の超ワイドディスプレイ
- 顔認証機能
- トリプルスロット
これだけの機能をよく約3万円のスマホに落とし込んでくれました。
大容量バッテリー
「ZenFone Max」シリーズの代名詞でもある大容量のバッテリーサイズは健在です。
- 連続待ち受け(3G):28日
- 連続通話:45時間
- Wi-Fi接続:20時間
- モバイル通信時:約12.7時間
- 連続待受時間:約683時間 (3G)、約410時間 (VoLTE)
比較対象のP10 liteのバッテリーサイズ3,000mAhは平均的なサイズなので、1,000mAh以上は大きいサイズになります。この容量だと比較的スマホの使用が多いユーザーでもモバイルバッテリーなしで1日中使用できます。
DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)に対応
4G/3GのDSDSに対応しているのでビジネスとプライベート用のSIMカードで分けたり、海外旅行などでは日本でのSIMカードを挿したまま、現地のSIMカードを同時に待ち受けできます。
プライベートでも利便性は高いですが、ビジネスシーンでの利用でもおすすめです。
>>デュアルSIMデュアルスタンバイ対応のおすすめ格安スマホの特徴・スペック比較のまとめ
ダブルレンズカメラ
nova lite 2のセカンドカメラが200万画素でズームなどもできない言わば、ボケ感を出すため用レンズなのに対して、「ZenFone Max Plus (M1)」のセカンドカメラは上位機種の「ZenFone 4」でも採用されている120°の広角レンズで視野角の広い写真撮影も可能になっています。
カメラの機能に関してはZenFone Max Plus (M1)がより優れていそうです。
アスペクト比18:9の超ワイドディスプレイ
一般的なスマホのアスペクト比16:9よりも縦が長いスリムベゼルのワイドディスプレイを搭載。
表示できる情報量が増えるので、マルチタスクや動画閲覧時などにも効果的です。
最新の顔認証機能を搭載
指紋認証は当然の事ながら搭載されているんですが、ハイエンドスマホに搭載される事が多い顔認証機能が搭載されています。
iPhone XやGalaxy S8などの最新フラッグシップスマホに搭載されているプレミアム感の高い最新の機能が格安スマホで体験できるだけでも買う価値ありです。
SIMカード2枚とSDカードを同時に使用できるトリプルスロット採用
少し地味な機能ではありますが、DSDSに対応したスマホでも2枚目のSIMカードとSDカードを同時に使用できないスマホが大半を占める中では貴重な存在です。
トリプルスロットの搭載によってDSDSを最大限に利用できるとても重要なポインットになります。
改善点
約3万円でトレンド機能を盛り込んだ「ZenFone Max Plus (M1)」にはっきりとデメリットと言えるほどの欠点はないですが、あえて今後に期待したいポイントを上げておきます。
- SoC(CPU)のパワーアップ
- 充電時間の短縮
- WiFiの通信規格
SoC(CPU)のパワーアップ
予算の関係もあるのでSoCはミドルクラスの最低クラスに抑えられています。
これでも通常のユーザーであれば特に問題なく利用できますが、nova lite 2レベルのSoC性能に引き上げてもらえるとさらに穴のない、完璧に近いコスパ最高のスマホになりますね。
充電時間の短縮
満充電時間が約3時間かかるのは少し長く感じます。
10W(5V/2A)までの急速充電にしか対応していないので、満充電までにかかるのが3時間と長めになっています。
バッテリーサイズが大きいので多少充電時間が長くなるのは仕方ない部分ではあるんですが、P10 liteが対応している18W(9V/2A)ぐらいの急速充電に対応してくれるとさらに利便性の向上につながります。
Wi-Fiの通信規格
802.11 b/g/nの2.4GHz帯にしか対応していないため、同じ周波数帯のBluetoothや電子レンジなどを使用すると干渉しやすいデメリットがあります。
最近のスマホでは5GHz帯の802.11 a/acにも対応したモデルが多くなっているので、今後に期待したいです。
まとめ:ZenFone Max Plus (M1)とnova lite 2はどっちが買いなのか?
結論から言うとどっちも買いです。
それぞれの特徴を以下にまとめます。
ZenFone Max Plus (M1)がおすすめな人
- 長時間の利用が多い人
- DSDSを利用したい人
- 海外でも利用したい人
nova lite 2がおすすめな人
- できるだけ軽い方がいい人
- SoCの数値が高いスマホを使いたい人
- できるだけ安く買いたい人
どちらもかなりコスパが高いスマホに違いないですが、それぞれの特徴をよく把握してよく検討してください。
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