SIMフリースマホメーカーのHUAWEIが発売したPシリーズの最新モデル「P10」シリーズ。
無印の「P10」・上位モデル「P10 Plus」・廉価モデル「P10 lite」の3モデルが同時リリースされました。
その中でも前モデル「P9 lite」がSIMフリースマホ市場で圧倒的な人気があり後継機も期待されている廉価モデル「P10 lite」の詳細レビューです。
HUAWEI P10 liteスペック比較
「P10 lite」は「P9 lite」の後継機に当たるスマホですが、スペックの比較ではHUAWEIから2017年2月にリリースされてから絶大な人気がある「HUAWEI nova lite」がより近いスペックになっているので比較対象としています。
項目 | HUAWEI P10 lite | HUAWEI nova lite |
---|---|---|
OS | Android 7.0/ Emotion UI 5.1 |
Android 7.0/ Emotion UI 5.0 |
CPU | Kirin 658 (4×2.1GHz+4×1.7GHz) オクタコア(8コア) |
Kirin 655 (4×2.1GHz+4×1.7GHz) オクタコア(8コア) |
メモリ (RAM) |
3GB | 3GB |
ストレージ (ROM) |
32GB | 16GB |
サイズ (高さ×幅×厚さ) |
約146.5×72×7.2mm | 約147.2×72.94×7.6mm |
重量 | 約146g | 約147g |
画面サイズ | 5.2インチ | 5.2インチ |
画面解像度 | 1920×1080(フルHD) IPS液晶 |
1920×1080(フルHD) IPS液晶 |
バッテリー容量 | 3,000mAh (9V/2A急速充電対応) |
3,000mAh |
外部メモリ | MicroSD(最大128GB) | MicroSD(最大128GB) |
SIMカード | Dual SIM(nanoSIM×2) 3G/4GのDSDSには非対応 |
Dual SIM(nanoSIM×2) nanoSIMスロットの1つは MicroSDと兼用 3G/4GのDSDSには非対応 |
背面カメラ | 1200万画素 (F値2.2/AF/BSI) |
1200万画素 (F値2.2/AF/BSI) |
前面カメラ | 800万画素 (F値2.0/FF/BSI) |
800万画素 (F値2.0/FF/BSI) |
センサー | GPS/AGPS/Glonass 加速度センサ 近接センサ 電子コンパス 環境光センサ ジャイロスコープ |
GPS/AGPS/Glonass/Beidou 加速度センサ 近接センサ 電子コンパス 環境光センサ |
指紋認証 | ◯ | ◯ |
WiFi | IEEE802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5.0GHz) |
IEEE802.11b/g/n (2.4GHz) |
Bluetooth | v4.1 LE | v4.1 with BLE |
カラー | サファイアブルー パールホワイト プラチナゴールド ミッドナイトブラック |
ホワイト ブラック ゴールド |
LTE対応バンド | FDD-LTE: B1/3/5/7/8/18/19/26 TD-LTE: B41 ドコモLTEバンドに対応 |
FDD-LTE: B1/3/5/7/8/19/28 TD-LTE: B40 ドコモLTEバンドに対応 |
3G(W-CDMA) | B1/5/6/8/19 ドコモ3Gバンドに対応 |
B1/5/6/8/19 ドコモ3Gバンドに対応 |
入力ポート | microUSB | microUSB |
AnTuTuスコア (総合性能) |
約61,000 ZenFone 3:約62,000 ZenFone 3 Laser:約44,000 |
約57,000 |
発売時期 | 2017年6月 | 2017年2月 |
「HUAWEI nova lite」はMVNO・格安SIM専売モデルとして発売され、定価19,800円のスマホとは思えないほどのスペックを備えた高コスパスマホとして、発売と同時に売り切れが続出するほどの人気モデルになりました。
その「nova lite」より定価としては1万ほど高くなる「P10 lite」はCPU(SoC)、ストレージ(ROM)、WiFiなどスペックが向上しています。
P10 liteを写真で詳しく
パッケージ
▲P10シリーズはカラーに強いこだわりがある端末になっているので、パッケージにもカラーが使われています。
▲パッケージの大きさなどは「nova lite」によく似ています。
高い品質の付属品
▲ACアダプタ、microUSB、イヤホンは白で統一されて安っぽさはありません。
▲右側の「nova lite」の付属品よりACアダプタとイヤホンともに格段によくなっています。
▲HUAWEIの急速充電規格に対応したACアダプタは5V/2Aと9V/2Aの出力があります。
▲右側の「nova lite」付属のACアダプタ(5V/1A)に比べて急速充電に対応しているのでサイズも大きくなっています。
▲付属のクリアケースはプラスチック製なのでTPU素材クリアケースのような弾力性はありません。
▲背面にHUAWEIの刻印があります。
本体
▲底面にmicroUSBポート、スピーカー、マイクがあります。
▲上部にはイヤホンジャック。
▲左側面にSIMトレイがあります。
▲右側面に電源ボタンと音量ボタンがあります。
▲SIMトレイとSIMピン。
P10 liteとnova liteの比較
▲左が「nova lite」、右が「P10 lite」。5.2インチの同じサイズでデザインもよく似ている。
▲右側の「P10 lite」は側面がシルバーになっています。
▲カメラの位置もほぼ同じ。指紋認証の位置もほぼ同じですが「P10 lite」は前モデルから引き継いで四角形担っています。
P10 liteの特徴
急速充電に対応
HUAWEI QUICK CHARGEに対応したACアダプタによって、10分の充電で2時間の動画再生が可能な急速充電を実現。
30分で43%、97分で100%の充電が可能としており、朝の短時間でも十分な充電が確保できる利便性の高さは魅力的です。
特に格安のスマホは急速充電に対応していないモデルが多い中で、「P10 lite」は格安スマホながら実用的な部分もしっかりとアップデートされています。
水からインスピレーションを得たデザイン
「P10 lite」を象徴するカラーである「サファイアブルー」は水の自然美からインスピレーションされたデザインというだけあって、光の反射によって波の反射効果を再現していてハイエンドスマホのような質感の高いスマホになっています。
P10 lite専用の最新SoC(CPU)を搭載
HUAWEI独自CPU(SoC)のKirin 658を「P10 lite」専用として搭載し、総合性能の目安の数値であるAnTuTuベンチマークスコアでは、高性能ミドルレンジスマホ「ZenFone 3」と同等の数値を叩き出している高性能マシンです。
Kirin 658は高速化はもちろん高いバッテリー効率も実現しているため、電力消費を削減し、より長時間の使用が可能が可能です。
AnTuTUスコアは「nova lite」の約57,000に比べ、4,000程度スコアアップの約61,000で順当に性能は高くなっています。
ナックルセンステクノロジーを「lite」シリーズに初めて搭載
出典:HUAWEI
これまで上位機種でのみ搭載されていたHUAWEIが独自に開発した「ナックルセンステクノロジー」を「lite」シリーズに初めて搭載しています。
- 指関節で「S」と書いて、スクロールスクリーンショット機能を起動。縦に長い画像などをキャプチャするのに便利
- 指関節1本で画面を2回ノックしてスクリーンショットの撮影
- 指関節2本で画面を2回ノックしてスクリーンレコードを記録
カメラ
HUAWEIのフラッグシップモデルでライカ製ダブルレンズ搭載の「P10」や「Mate 9」に比べると見劣りはしますが、1.25μmピクセルの大型イメージセンサーを搭載しているので明かりの少ない夜間などでも光を多く取り込むことで鮮明でシャープな写真を撮影することができます。
HUAWEI製の同クラスのスマホと比較しても20%も多くの光を取り込むことができるようです。
像面位相差フォーカスとコントラストフォーカスによる高速フォーカスや電子手振れ補正など日常で使う上で十分な機能が搭載されています。
まとめ
執筆時点のAmazonでの実際の価格は「P10 lite」が25,700円、「nova lite」が21,300円と4,000円程度の差額(ともにOCN モバイル ONEのSIMカード付き)になっています。
この4,000円を高いと見るか安いと見るかは人それぞれかと思いますが、ストレージ(ROM)が2倍の32GB、高性能CPU(SoC)、急速充電対応などのことを考えると、メインのスマホとして長期間使う予定の方はデータ容量も増えてくるので「P10 lite」の方がオススメかと思います。
逆に少しでも安くて高性能なスマホを探してる方には「nova lite」がオススメです。
「nova lite」のスペック的には非常に高性能で最高にコスパの高いスマホなので、メインのスマホとしても十分に使用できます。
自分に合う端末をじっくり選んでください。
OCN モバイル ONEのSIMカード付きの方が4,000円程度安く購入できるのでオススメです。
OCN モバイル ONEのSIMカードの使用を前提として販売されていますが、強制ではないので他のSIMカードを利用することも可能ですので自己判断にお任せします。
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