睡眠薬の入った飲み物を外国人に飲ませて、眠りに入ったところで貴重品を盗む、いわゆる「睡眠強盗」を聞いた事がある人は多いと思うんですが、実際に自分は睡眠強盗なんて引っかからないと思っている人が大多数ではないでしょうか。
実際、ぼくもそんな考えのうちの一人でした。
ですが、もろくも簡単に騙されてしまいました。
情けないですね。。
そこで僕がバンコクで実際に騙された手口を紹介します。
バンコクは治安自体はフィリピンなどに比べると悪くないですが、旅行者を狙った詐欺やスリなどの被害はかなり多いです。
バンコク睡眠強盗の手口とは
僕はバンコクに滞在するときは、カオサン通り近辺のゲストハウスに泊まるんですが、その時は、たまにはちょっといいホテル(たかが2500円ぐらいですが)に泊まってみよう割引率に定評のあるagodaで、夜遊びスポットが点在するナナエリアにホテルを予約しました。
その事件の日は、友達がカオサン通りに泊まっていたので、遊びに行っていて午前3時頃にタクシーでホテルに帰ったんですが、ホテルまで徒歩5分ぐらいの場所で大渋滞で全く進まなかったので、そこで降りてホテルまで歩いてました。
その時突然女性に声を掛けられました。
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”タイ人女性”]どこに行くんですか?[/speech_bubble] [speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”profile.jpg” name=”僕”]ホテルに帰るよ[/speech_bubble] [speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”タイ人女性”]一緒に飲みませんか?[/speech_bubble] [speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”profile.jpg” name=”僕”]いや、眠たいから帰る[/speech_bubble] [speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”タイ人女性”]ちょっとだけ[/speech_bubble] [speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”profile.jpg” name=”僕”]いや、大丈夫[/speech_bubble] [speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”タイ人女性”]私マッサージできる[/speech_bubble] [speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”profile.jpg” name=”僕”]また今度ね[/speech_bubble]
こんな会話を続けて断り続けるも全く諦めないので、だんだんめんどくさくなってきました。
そうこうしてる間にも、僕はホテルの方に向かって歩いていたので、ホテルの目の前に到着してしまい、その時僕思いましたは、「この子は確実に怪しいけど、自分がしっかり起きてれば貴重品を取られることもないし、マッサージだけして帰ってもらおう」と。
しかし、これが悲劇の始まりでした。
部屋に入ると「乾杯しよ」って言うので、冷蔵庫からビールを取り出し乾杯しました。
その後、明らかに不自然な感じで、その子がビールを勧めてきたので、明らかに「ビールに何か入れてるな」と思い断りましたが、口にビールのボトルをつけられて飲まされそうになり、唇のところでビールの液体を止めて飲みはしなかったんですが、ほんの少しだけ口に入ったような感じでした。
その後、マッサージをしてもらいながらも絶対に寝ないように気を張ってました。
マッサージをしてる間も、女性はなんかそわそわしてる感じでした。
その時に帰らしておけばよかったんですが。。
そしてそのまま寝てしまい、気がついた時は朝でした。
起きた瞬間に昨日のことを思い出しました
速攻で貴重品を調べました。
MacBook Pro、iPhoneは無事でした。
財布もパンツの後ろポケットに入れてせいか無事でした。
その後日本円が15万円ぐらい入ったウエストバックを調べると、全部なくなってました。
あれだけ寝ないようにと思っていたのに簡単に寝てしまった自分にめちゃくちゃ腹が立ちました。
まあでもどれだけ後悔しようが、もう後の祭なので気持ちを切り替えて、その後も全力で遊びました。
カード類は取られてなかったので、被害は現金15万円だけかと思ってたんですが、数日後にオーストラリアの口座をネットバンキングで見ていたところ身に覚えのない引き出しがされていて、記憶を辿ると睡眠強盗にあった日付と一致しました。
引き出されていた金額はAU$700ぐらいだったので、ATMの1日の上限20000バーツを引き出されたと思います。
一緒にあった新生銀行のカードは使用されてませんでした。
恐らく新生銀行のキャッシュカードにはVISAやMasterのマークがないので使えないと思ったとんでしょう。
まさかとは思いましたが、引き出したATMの位置もホテルのすぐ近くで、僕はその場所でATMを使ったことはないので確実に僕が寝てる間に引き出されてるのは明白です。
ただ、暗証番号をどうやって知ったかは未だに謎です。
友達曰く、寝てる間に聞き出してるか、スキミングの機械を使って、暗証番号を抜き取ってる可能性が高いみたいです。
そんな即座にスキミングできる事が恐ろしいです。
iPhoneやMacは足がつく可能性があるからか、まったく手付かずだったのがせめてもの救いでした。
教訓:まとめ
被害総額は約23万円ほどで、正直だいぶ大きい金額ですが、いい社会勉強代と考えてこれからに生かしていけばいいかなと思ってます。
- 身元のわからない人は信用しない
- 自分のホテルには連れて行かない
- 自分を過信しない
- おいしい話は必ず裏がある
あたり前の事なんですが、お酒が入って気分がいいとついつい緩くなっちゃうのが男のサガなんで、お酒が入ってる時こそ気を引き締めて、しっかり断る事が大事ですね。
まあでもタイは楽しいところなので思う存分楽しみましょう〜!
被害額が23万円とは
私は強盗被害ではなくスーツ詐欺にひっかかりました
1万円未満の被害でしたが3日ぐらいは怒りで震えていました
23万円は高額すぎて、もし自分が被害にあったら自殺しかねない金額です
プロパンさん
あの時は自分が情けなかったですねー。
スーツ詐欺もバンコクでよくあるみたいですね。
23万は確かにかなり痛かったですけど、今となってはいい勉強ですね。
お互い気をつけましょう!!