デュアルレンズと高機能サウンド搭載で大幅に進化した「ZenFone 4」のスペック詳細を徹底比較

SIMフリースマホ市場で人気の高いASUSのZenFoneシリーズ最新作「ZenFone 4」が、本国の台湾に引き続き日本でも2017年9月23日より発売されました。

グローバルで発表された6モデルのうち、日本では「ZenFone 4(ZE554KL)」「ZenFone 4 Selfie Pro(ZD552KL)」が9月23日にリリースされ、フラッグシップモデルの「ZenFone 4 Pro(ZS551KL)」は10月下旬の発売予定になっています。

ZenFone 3とスペック比較

日本でも大人気の前作「ZenFone 3」の5.5インチモデルを比較対象としています。

項目 ZenFone 4
(ZE554KL)
ZenFone 3
(ZE552KL)
OS Android 7.1.1
ZenUI 4.0
Android 6.0.1
ZenUI 3.0
CPU Snapdragon 660/630
(2.2GHz)
オクタコア(8コア)
Snapdragon 625
(2.0GHz)
オクタコア(8コア)
メモリ
(RAM)
6GB/4GB 4GB
ストレージ
(ROM)
内臓ストレージ:
eMCP 64GB
ASUS WebStorageサービス:
5GB(永久無料)
Googleドライブ:
100GB(1年間無料)
内臓ストレージ:
eMCP 64GB
ASUS WebStorageサービス:
5GB(永久無料)
Googleドライブ:
100GB(2年間無料)
サイズ
(高さ×幅×厚さ)
約155.4×75.2×7.5mm 約152.59×77.38×7.69mm
重量 約165g 約155g
画面サイズ 5.5インチ 5.5インチ
画面解像度 1,920×1,080(フルHD)
IPS液晶
Gorilla Glass 3
1,920×1,080(フルHD)
IPS液晶
Gorilla Glass 3
バッテリー容量 3300mAh
3G連続待受:約297H
au VoLTE連続待受:約531.7H
充電:約1.9H
36分で約50%までの急速充電に対応
3000mAh
3G連続待受:約458.4H
au VoLTE連続待受:約518.7H
充電:2.5H
外部メモリ MicroSD(最大2TB)
nanoSIM(SIM2)と兼用
MicroSD(最大2TB)
nanoSIMと兼用
SIMカード デュアルSIM
(nanoSIM×2)
デュアルSIM
(microSIM, nanoSIM)
3G/4GのDSDS
背面カメラ デュアルレンズ
1,200万画素(標準/F値1.8)
800万画素(広角/F値2.2)
像面位相差AF
コンティニュアスAF
LEDフラッシュ
OIS & EIS
RAW形式対応
4K動画

1600万画素
F値2.0
レーザーAF
像面位相差AF
コンティニュアスAF
デュアルカラーLEDフラッシュ
OIS & EIS
4K動画

前面カメラ 800万画素 800万画素
センサー 加速度センサ
電子コンパス
近接センサ
光センサ
磁気センサ
ジャイロスコープ
RGBセンサ
加速度センサ
電子コンパス
近接センサ
光センサ
磁気センサ
ジャイロスコープ
RGBセンサ
GPS GLONASS
Beidou
Galileo
GLONASS
Beidou
指紋認証
NFC/FeliCa ◯/× ×/×
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac
(2.4GHz/5GHz)
Wi-Fiデザリング
IEEE802.11 a/b/g/n/ac
(2.4GHz/5GHz)
Wi-Fiデザリング
 Bluetooth v5.0 v4.2
カラー ミッドナイトブラック
ムーンライトホワイト
サファイアブラック
パールホワイト
4G/LTEバンド FDD-LTE:
B1/2/3/5/7/8/18/19/28
TD-LTE:
B38/39/40/41
ドコモLTEバンドに対応
au VoLTE対応
FDD-LTE:
B1/2/3/5/7/8/18/19/26/28
TD-LTE:
B38/39/40/41
ドコモLTEバンドに対応
au VoLTE対応

キャリアアグリゲーション 2CA/3CA対応 2CA対応
3G(WCDMA) B1/2/3/5/6/8/19
ドコモ3Gバンドに対応
B1/2/5/6/8/19
ドコモ3Gバンドに対応
大手キャリアLTEバンド docomo:B1/3/19/21/28
au:B1/11/18/26/28/41
SoftBank:B1/3/8/28/41
※太字が重要なバンド
大手キャリア3Gバンド docomo:B1/6/19
au:B1/18
SoftBank:B1/8/9/11
※太字が重要なバンド
入力ポート USB Type-C USB Type-C
AnTuTuスコア
(総合性能)
RAM6GB:約108,000
RAM4GB:約67,000
P10:約148,000
約62,000
発売時期 2017年9月 2017年3月

前作「ZenFone 3」に比べてスペックが大幅にアップ

ベーシックモデルの「ZenFone 4」はRAM(メモリ)が6GBと4GBのモデルが発表されていますが、日本ではRAM(メモリ)が6GBの上位モデルのみの発売になっています。

CPU(SoC)にSnapdragon 660を搭載した6GB RAMのモデルは、位置付けはミドルエンドハイクラスになりますが、総合的な性能を計る上で目安になるAnTuTuスコアでも、約108,000点の高い数値を記録するなど性能的にはハイエンドモデルにも引けを取らない性能になっています。

ただし、デュアルレンズを搭載するなどスペックは大きく向上しましたが、その分値段にも反映されており、前作「ZenFone 3」より1万5千円以上高い56,800円(税抜)に設定されています。

税込み金額は6万円以上になるので、HUAWEIのフラッグシップモデル「P10」と価格差がほとんどないので購入の際には比較対象として検討してみるといいと思います。

デュアルレンズを搭載した高機能カメラ

キャッチコピーの「WE LOVE PHOTO」からも分かるように、最新作の「ZenFone 4」ではデュアルレンズカメラを搭載し、カメラの機能を全面的にアピールしています。

ASUSのZenFoneシリーズでは、ZenFone Zoom Sがデュアルレンズカメラを搭載していますが、SIMフリースマホ市場でのライバルHUAWEIが大々的にデュアルレンズカメラをアピールして人気を得ているのに比べると、ZenFoneシリーズはデュアルレンズカメラにフォーカスはしていませんでしたが、今回の「ZenFone 4」シリーズではデュアルレンズカメラを大幅に打ち出しています。

1200万画素メインカメラ×800万画素広角レンズ

いち早くデュアルレンズカメラを搭載したSIMフリースマホをリリースし、すでに一定の知名度と評価を得ているライバルHUAWEIのフラッグシップモデル「P10」「Mate9」は、2000万画素のモノクロカメラと1200万画素のカラーカメラの構成になっています。

それに対して、「ZenFone 4」では1200万画素のメインカメラと800万画素の広角レンズの構成になっています。

HUAWEIのモデルがボケ味のある写真が簡単に撮影できることをアピールしているのに対して、「ZenFone 4」のサブカメラは120°の広角レンズを採用し、通常のカメラの約2倍もワイドに撮影できるので、風景などの撮影ではより多くの景色を捉えることができ、屋内などの狭い場所でもより多くの物を撮影可能です。

また、メインカメラとサブカメラを瞬時に切り替えることもできるので、状況に応じた撮影が簡単に行えます。

ちなみに、GoPro HERO5は170°の超広角レンズを採用しているので、「ZenFone 4」は標準カメラとGoProの中間的なワイドレンズになります。

RAWファイルをサポート

一眼レフカメラなどでは利用可能なRAWフォーマットでの保存にも対応しており、何も加工が行われていない(JPGフォーマットなどは素ではない)写真を編集ソフトを使用して、自由に加工することができます。

多彩な写真モードで自分好みの写真撮影が可能

Proモードでは、一眼レフ並みの細かい設定が可能になっています。

シャッタースピード、ホワイトバランスなどを自分好みに調節して思い通りの写真が簡単に撮影できます。

また、ポートレートモードでは人物を際立たせて背景をきれいにボカすことができるなど、多彩な写真モードでカメラ撮影を楽しめます。

サウンド

「ZenFone 4」でデュアルカメラと並んで注目したいのはサウンド機能です。

デュアルスピーカーが搭載され、広がりのある臨場感あふれるステレオサウンドが気軽に楽しめます。

ハイレゾオーディオ認証により、CDの4倍ものオーディオ再生が可能になっているので外部スピーカーなしでも音楽や動画を大音量で高音質なサウンドを再生することが可能です。

マイクにはノイズキャンセル機能が2つ搭載されているので、不要なノイズを除去し、いつでもクリアな音声を提供します。

また、アメリカDTS社が開発したヘッドフォン用のバーチャルサラウンド技術DTS Headphone:Xを採用しているので、対応したデータを利用することで、音が前後左右や高所など立体的に出ているように感じさせる「高臨場感音響再生」を楽しめます。

ライブ演奏や映画などをまるでその場で体験しているような臨場感を味わうことができるのです。

ZenFone 4の取り扱いがあるMVNO・格安SIM

※特別な記載がない限り価格は税抜き

BIGLOBE

分割 2,150円×24ヶ月
(アシストパックW)

タイプD(docomo回線)とタイプA(au回線)から選択でき、BIGLOBEモバイルの分割サービスのアシストパック利用で分割払いでは最安値で購入が可能になっています。

公式サイト
BIGLOBEモバイル

mineo(マイネオ)

一括 56,400円
分割 2,350円×24ヶ月

docomo回線のDプランとau回線のAプランから選ぶことができ、Aプランの方が100円程度安く契約できます。

mineoは通信品質にも定評があるので、安定した通信を行いたい方にはおすすめします。

公式サイト
mineo

楽天モバイル

一括 56,800円
2年契約:46,800円
3年契約:36,800円
分割 2,367円×24ヶ月

3年の長期契約の場合は端末代金を20,000円割引してくれるので、大手通信会社のような2年縛りや3年縛りでも問題ない方にはかなりお得に契約になります。

公式サイト
楽天モバイル

IIJmio

一括 56,800円
分割 2,380円×24ヶ月

タイプD(ドコモ回線)とタイプA(au回線)の2回線から選択が可能になっています。

タイプAはデータ通信専用SIMの提供は行なっていませんが、SMS機能付きのSIMがタイプDのデータ通信専用SIMと同額の900円とお得になっています。

公式サイト
IIJmio

DMMモバイル

一括 56,800円
分割 2,795円×24ヶ月

豊富に取り揃えた端末の中から選択できるのが魅力のDMMモバイルですが、分割払いは他社に比べ高めの設定になっているため、分割払いで購入される方は他社を検討した方が安くなります。

公式サイト
DMMモバイル

NifMo

一括 53,334円
分割 2,223円×24ヶ月

一括購入の価格では最安値になっているので少しでも安く「ZenFone 4」を購入したい方はNifMoでがおすすめです。

公式サイト
NifMo

▼台湾版の4GB RAM/64GB ROMモデルは執筆時点で43,600円と日本版に比べお手頃感があります。

▼日本版

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