SIMフリースマホのカテゴリーにおいてアメリカNo.1のシェアを誇るスマホメーカー「BLU(ブルー)」が日本についに上陸しました。
思い切ったスペックの絞り込みによって価格を抑えたコスパ重視のSIMフリースマホとして、子供やシニアの方、サブのスマホとしても需要がありそうな端末になっています。
BLU(ブルー)とは
ブランドネームのBLUは「BOLD LIKE US」の頭文字を取ったものです。
日本では馴染みのないBLUですが、本国アメリカではSIMフリースマホのシェアNo.1の有名なスマホメーカーです。
特徴は何と言っても誰もが買いやすい価格設定です。
ハイスペックな「PURE」シリーズでも3万円台など、ほとんどのモデルが1〜2万円台の価格設定になっているので、iPhoneのような高スペックは必要としない多くの層に受け入れられている印象です。
日本でも「GRAND」シリーズ以外のモデルがリリースされる可能性は高いので、今後ますます注目のスマホメーカーです。
GRAND X LTEのスペック比較
約1万円の価格が魅力のエントリーモデル「Alcatel PIXI 4」を比較対象としています。
項目 | BLU GRAND X LTE |
Alcatel PIXI 4 |
---|---|---|
OS | Android 7.0 | Android 6.0 |
CPU | Mediatek MT 6737 (1.25GHz) クアッドコア(4コア) |
MTK6735M (4×1.0GHz) クアッドコア(4コア) |
メモリ (RAM) |
1GB | 1GB |
ストレージ (ROM) |
8GB | 8B |
画面サイズ | 5.0インチ | 5.0インチ |
画面解像度 | 1280×720(HD) | 854×480(FWVGA) TFTカラー液晶 |
外部メモリ | microSD(最大32GB) | microSD(最大32GB) |
背面カメラ | 800万画素 オートフォーカス LEDフラッシュ ジオタグ タッチフォーカス 顔検出 720p |
500万画素 (ソフトウェアで800万画素に対応) フラッシュ HDR パノラマ カメラやビデオズーム 写真編集 顔検出 写真ライブフィルター ジオタグ ビデオの安定化 |
前面カメラ | 500万画素 (LEDフラッシュ) |
200万画素 (ソフトウェアで500万画素に対応) |
サイズ (高さ×幅×厚さ) |
153.5×74.2×6.98mm | 140.7×72.5×9.5mm |
重さ | 167.5g | 169g |
バッテリー | 2400mAh | 2000mAh |
Wi-Fi | 802.11 b/g/n (2.4GHz) |
802.11 b/g/n (2.4GHz) |
SIMカード |
デュアルSIM |
デュアルSIM(microSIM×2) (LTE/2G) |
3G/4GのDSDS | 非対応 | 非対応 |
センサー |
GPS
加速度センサー 近接センサー 環境光センサー |
GPS(A-GPS) ETWS 加速度センサー 近接センサー 電子コンパス |
指紋認証 | × | × |
NFC | × | × |
LTE(4G)バンド | FDD-LTE : B1/3/8/9/19 ドコモLTEバンドに対応 |
FDD-LTE: B1/3/19 TDD-LTE: B38/40 ドコモLTEバンドに対応 |
WCDMA(3G)バンド | B1/6/8/19 FOMAプラスエリアに対応 |
B1/5/6/8/19 FOMAプラスエリアに対応 |
大手キャリアLTEバンド | docomo:1/3/19/28 au:1/18/26/28 ソフトバンク:1/3/8/28 |
|
AnTuTuスコア (総合性能) |
約24,000 ZenFone 3 Laser:約44,000 Wiko Tommy:約23,000 Priori 4:約28,000 |
約22,000 |
入力端子 | microUSB | microUSB |
カラー | ブラック ゴールド シルバー ローズゴールド |
ダークグレー メタリックシルバー |
発売時期 | 2017年6月 | 2017年3月 |
価格 | 12,800円 | 10,000円 |
「GRAND X LTE」が画面解像度とバッテリー容量で大きく上回っています。
上記2つのスペックは使用する上でとても重要になってくるので、少し価格は高くなってもそれだけの価値はあると言えそうです。
GRAND X LTEの特徴
質感の高いアルミデザイン
エントリーモデルとしてはデザインや質感にも力を入れている印象です。
アルミニウムボディーはチープさを感じさせないシンプルなデザインになっているので、子供からシニアの方までユーザーを選ばないのが魅力です。
コンパクトな5.0インチディスプレイ
エントリーモデルのSIMフリースマホで採用されることの多い5.0インチサイズのディスプレイは、子供や女性など手の小さい方に操作しやすいサイズ感になっています。
必要最低限のカメラ
ミドルエンドのSIMフリースマホなどと比べると、どうしてもカメラスペックは見劣りしてしまいますが、SNSなどの投稿が中心の使い方であれば画質もそれほど気にはなりません。
想定される利用シーン
2台目のスマホとして
MVNO・格安SIMで運用する用のスマホとして、メインで使用しているスマホが故障や紛失などによって使用できない時のサブのスマホとしてなど幅広い用途に使用できます。
価格が安いので緊急時のために1台持っておいても、それほど財布の負担にもなりません。
子供やシニア用のスマホとして
子供用のスマホとしてMVNO・格安SIMで運用すれば、大手キャリアで運用するのと比べ半額以下の料金で利用することができるので、子供がいる親御さんは経済的です。
また、シニアの両親へのプレゼントとしても最適です。
シニアの方はスマホの機能を使いこなせない方が多いので、「GRAND X LTE」ぐらいのスペックで不自由なく使用できます。
メインのスマホとして
メインのスマホとしての使用ももちろん可能ですが、使用用途にもよるところが大きくなってきます。
SNSやメール、WEBブラウジング、YouTube(動画)などの使用であれば、ストレスを感じることなく利用できることが期待できます。
3Dゲームなどの高負荷がかかるアプリなどは、満足に動作しないのでもう少しスペックの高いスマホを購入してください。
また、内蔵ストレージが8GBしかないため、メインで使用する場合は追加のストレージとしてmicroSDカード(最大32GB)の利用をおすすめします。
お手頃価格で転送速度も早いSAMSUNGのmicroSDカードを選んでおけば長く使用できて間違いありません。
まとめ
価格の割にはそこそこ使える「GRAND X LTE」は、子供やシニアの方など使用用途が限定的な方に最適なSIMフリースマホになっています。
家族に当てはまる方がいる場合は検討してみてください。
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